街を見下ろすたびに聞こえる　
僕の好きだった　あの歌

そっと耳を傾けてる時は
思い浮かぶんだ

どれだけの時を重ねて　僕は
あの頃と何が変わったのだろう

細道を歩く歩幅に　全部見透かされてたね

空を雲が流れてゆく　
僕の好きだった　あの丘

今も変わらない景色が
そこに広がってるだろう

いつまでもこんなところで　僕は
言葉さえなくし　うつむいたまま

少しでも前に進む気持ちを　忘れてたんだね

「帰ってくるよ」
高い空の見えるこの場所へ
いつの日になるかは　分からないけど
何かを見つけて　両手広げて　また

君がすぐそばにいる　
思い出のあふれた日々

一歩一歩　踏みしめてくごとに薄れてく
あの日の景色　あの日の想い　あの言葉

「帰ってくるよ」
この場所で　あの日の僕がつぶやいてた言葉
頼りないけど　力一杯の誓いで

「帰ってくるよ」
高い空の見えるこの場所へ
いつの日になるかは　分からないけど
何かを見つけて　両手広げて　また

君がすぐそばにいる
新しい光の中へ
そんな光を目指して

今も歩く旅の中