広がる空を閉ざして　小さな風を起こして　
お天気雨を　降らした

雨のにおいの中を　君の手を引いて駆けた
大きな木の下の夕暮れ

あの頃は　感じなかった　小さな手のぬくもり
今更　強く握って　後悔はしてるのかい？

雨宿りした　木の下で
今一人　夕日を見てる

黄昏れる木々を過ぎる風は
何も届けはしない

君といたあの夏を　小さな手を引いて駆けた
子供の頃の夕暮れ

あの日に　君が乗ってた　車を追いかけ走った
この橋を越えたらもう　サヨナラだから

あの雨の日に見せた　君の
小さな　笑顔よ

僕の心に　刻まれたのは
思い出だけじゃない

雨宿りした　木の下で
今一人　見てる夕日

黄昏れる木々を過ぎる風は
何も届けはしない

だから僕は　君に逢いにゆく
今すぐにでも

木漏れ日の差す　雨宿りを
もう一度　二人で